個人事業主なら知っておきたい青色申告制度!

青色申告ってどんな制度?

青色申告とは、事業所得や不動産所得などを行う個人事業主が、一年間の収入や経費につき一定水準以上の記帳を行った場合に、様々な特典が受けられる制度です。

その中でも青色申告特別控除は最も有名で節税効果のある特典であり、青色申告者なら誰でも所得から10万円を控除できる特典です。さらに、複式簿記による記帳を行った上で作成した貸借対照表と損益計算書を、確定申告の期限内に提出した申告書に添付している場合は、控除額が65万円まで増額されます。

その他にも、個人事業主と生計を一にする家族等がその事業に専ら従事し、かつ事前に届け出た範囲内の給与を支払った場合には、その給与を必要経費に含める事ができる特典や、事業所得が赤字となった場合にその損失額を他の所得から控除できる損益通算の特典などが適用できます。

青色申告を受ける方法と必要書類

青色申告を受けるには、青色申告承認申請書を提出しなければいけません。提出期限は、原則として適用を受ける年の3月15日までとなりますが、その日以降に開業した場合や被相続人から引き継いだ事業が白色申告の場合は、開業日や事業の承継日から2ヶ月以内となります。もし、引き継いだ事業が青色申告の場合は被相続人の死亡日によって期限が異なり、それが1月から8月なら死亡日から4ヵ月以内、9月と10月なら年内、11月と12月なら翌年2月15日となりますので注意して下さい。

また、青色申告を受ける為に必要な書類は、青色申告決算書(損益計算書、減価償却費の計算書や内訳書、貸借対照表)であり、確定申告時期になると税務署等に用意されています。なお、帳簿書類や申告書、決算書は7年間、それ以外の書類は5年間の保存期間があります。

青色申告は、事業所得、不動産所得、山林所得のある場合、複式簿記による適正な帳簿の記帳や保存、期限内の確定申告により、65万円の特別控除や赤字の3年間繰り越しなど、税法上の特典が受けられる制度です。